
TEM
Phoenix Mall of Asia | Bangalore
インド・バンガロールの商業施設「Phoenix Mall of Asia」に新たに誕生した イマーシブ空間「tem」にて、日本の四季と精神性をテーマにした360°没入型シアターコンテンツを制作しました。
Eternal Flow
円環は、やがて宇宙になる
日本の四季に内在する循環構造を起点に、それをインドの曼荼羅的世界観へと接続することで、両者に通底する精神構造を空間として提示しています。床と天井を鏡面化することで、空間は上下方向へと無限に増幅され、壁面には360°のパノラマ映像が展開されます。その広がりは単なる空間の拡張にとどまらず、方向性や時間の概念すら希薄化させ、鑑賞者の知覚を宇宙的なスケールへと解放していきます。時間の流れはやがて幾何学へと変換され、曼荼羅の中心に現れる光を起点に、森羅万象と記憶の層が多層的に立ち現れる。それは、意識と記憶が蓄積された場として機能し、人種や文化といった区分を超えた、根源的なつながりを浮かび上がらせます。本作は、二つの文化を超え、宇宙的視座から人類の意識構造そのものへと接続する試みです。
The Pulse of Light
鼓動は、やがて異界をひらく
日本の太鼓パフォーマンス集団 DRUM TAO とのコラボレーションにより、 身体性とデジタル表現を融合させた、ミラー構造のイマーシブ空間を構築しました。 ボリュメトリック撮影技術を用いることで、 従来の視点では捉えられない角度からパフォーマーを再構成し、 その身体を空間の中で一度解体し、増幅させています。 太鼓の音は単なる音響ではなく、 波紋や波動として可視化され、 空間全体へと広がりながら鑑賞者を包み込んでいきます。 やがてパフォーマーは光の存在へと変容し、白龍として現れる。 視点はいつしか巨大な構造体の内部へと導かれ、 炎、提灯、光といった複数の層を通過しながら、 現実のスケールを静かに逸脱していきます。 鏡面によって増幅された空間の中で、 存在は増殖と消失を繰り返し、 現実と幻想の境界はゆるやかに溶けていく。 万華鏡のように変化し続けるこの体験は、 日本文化に内在する力強さと妖しさ、 そして不可思議さを同時に浮かび上がらせるための試みです。 太鼓の持つ根源的なエネルギーと、 夢と現実が交錯する感覚を重ね合わせることで、 日本的な精神性を新たな空間体験として提示しています。

YEAR |2025
Agency|HAKUHODO PRODUCT'S INC.
Production|LIL
Director / Art Director:Daisuke Hashimoto
Producer:Ryota Izutsu
Partner Production:MontBlanc Pictures / digidelic









































